Banner Pilot

アメリカはミネソタ州、ミネアポリスのポップ/メロディックパンクバンド。
Recessからのリリースで知られるRivetheadのメンバーを中心に2005年に結成。
サウンドは中期Jawbreakerを更に速くしたような疾走感溢れる哀愁メロディックパンク。
しっかりとしたリズム隊にドライビングなギター、更に擦れたNickの声質がラフな味わいを加え、
これが実にカッコイイ! 現行のJawbreakerフォロワーの中でも頭一つ抜けた注目株、
いやいや、フォロワーの域は既に超えているかもしれませんね、Banner Pilot is Rule !

Pass the Poison

Pass the Poison

Arsenic Recordsから2006年リリースのCDEPデビュー作
抜群のメロディセンスで突っ走る全8曲、勢いに乗って聴くと、ホントあっと言う間に終わってしまいます。
しかし、ただ速いだけの曲ばかりというわけでもなければ、よくあるどれも一辺倒なサウンドでもなく、
ミドルテンポな曲も速い曲もメロディに溢れ実にキャッチーなのだから彼らは凄いのです。
メインボーカルに被せるように入る心地よいコーラス等、ラフそうに見えて完成された職人的サウンド、
アルバムでないのが惜しい所ですが、こりゃもうメロディックパンクの傑作でしょ、オススメ!

どの曲も素晴らしいのですが、個人的にはラストのドライビングなギターがカッコイイSunbelt Scarsがお気に入り。

Banner Pilot/Monikers [Split]

Banner Pilot/Monikers

2007年Kiss Of Deathからリリースのスプリット7Inch
お相手はオーランドのギラギラダークメロディックパンクバンドMonikers
Banner Pilot側は、Spit Out、Deadenderの2曲を収録、キラーチューンって感じではありませんが、
どちらも聴いてる内にジワジワ染みてくる、スルメメロディックなパンクロック、しかしキャッチーやねぇ。
双方レベルの高いUSメロディックパンクの好盤、隠れた良作だと思います、こちらもオススメ。

Awesome Town [V.A]

Awesome Town

ADD、Kiss of Death、Soo Intense、Fast Crowdの4レーベル共同サンプラーCD
上記レーベルがオーダーのオマケ等として無料で2007年頃に配っていたサンプラーCD、
恐らく未発表曲の類はなく、全てどのバンドも既存の曲をどこからか引っ張ってきたようですね。
Banner Pilotは前述のMonikersとのスプリットにも収録されたDeadenderを提供しています。

Insubordination Fest 2007 [V.A]

Insubordination Fest 2007

Insubordination Recordsから2008年リリースのCD+DVD
2007年のInsubordination Festの模様を各バンド1曲ずつ収めたDVD(同内容のCD付)
Banner PilotはBenderを収録、なのですがボーカルが変な所で聴こえなくなったりしてイマイチ。
どうも、オーディエンスに歌わせる為に、所々Nickがわざと歌ってないみたいですね、
というわけで一緒に合わせて歌いながら、音よりノリを重視してライブ盤は聴くゼ!って人推奨。
あんまりBanner Pilotに限っては期待しない方がこれはいいでしょう。

Resignation Day

Resignation Day

Go-Kart Recordsから2008年リリースの1stフルレングス
これまでの作品よりエンジニアのパワーなのか、音がグッと分厚く滅茶苦茶カッコよくなってます。
哀愁溢れるドラマチックなメロディ、駆け抜けるような疾走感、リリックを100%以上の熱さで伝えるしゃがれたボーカル、
ソングライティングから演奏/ボーカルに至るまで、どれもがPass the Poisonの頃より大幅に底上げされており、
その短期間での成長振りには本当に驚かされますね、Go-kartからリリースなんて意外だなぁと最初は思いましたが、
彼らのポテンシャルを考えればもっと大手のレーベルからだとしても信じられなくないです、ホント。

2008年US哀愁メロディックパンクソングNo.1のEmpty Your Bottle、ツインボーカルによる絶妙な交互の掛け合いが
素晴らしい個人的大名曲Milemarking収録、Rivethead時代の武骨なポップパンクっぽさは薄いですが、全曲キャッチー&メロディック!

Notes:

Sound of the Day