The Bomb

Ex-Naked Raygun、シカゴパンクの(文字通り)巨人Jeff Pezzati率いる遠吠えメロディックパンクバンド
結成時期は90年代後半頃でしょうか、超流通の悪い事で知られるJeff自身のレーベルJettison Musicから
2枚の音源をリリース後にしばし沈黙、これで解散かと思いきや2004年メンバー総入れ替えで復活。

サウンドはシカゴらしい渋めの哀愁メロディに拳を振り上げる熱いボーカル、ついでにJeff Pezzatiお得意の
感極まった所で「ウォォォォエッッオォォォ」という遠吠えのようなコーラスを多用するのが特徴的。
途中のメンバ−全交代でJeff Dean(Ex-The Story So Far)が加入してギターが滅茶苦茶メロディックになった。

...Arming

...Arming

Modern Recordsから99年リリースのデビュー作CDEP
旧3人編成時(Jeff Pezatti(bass),Jhon Maxwell(gt),Paul Garcia(dr))の音源で、
アルバムのような完成された音と違い、どこか間の抜けたチープな音になっている。

アルバムにも新録の別バージョンが収録されたBurn It AllとちょいスローなWestern World、
The JamのカバーでTime For Truthの3曲が収録されている。オリジナルの曲は既にJeff Pezzati節全開で、
「ウォッォォォォォ」と、どちらでも気持ちよく吼えており安心(?)いやぁこれでこそPezattiだよな。
後にJettisonからリイシューされたらしいんだけど僕は実物を見たことがないです。日本に何枚あるんだ?

Indecision

Indecision

メンバーを総入れ替えした後にThick Recordsから2005年リリースの2ndフルレングス
CDEPの出来がイマイチだったので聴く前は期待してなかったんだけど、1曲目を再生した瞬間ぶっ飛ぶギラギッラのメロディックギター!
あまりにも驚いたのでクレジットを確認して納得、現Four Star AlarmでもあるシカゴメロディックかっとびギタリストJeff Deanでした。
しかもサウンド周りはJawboxのJ.Robbinsがこれ担当してるんだもん、音の良さは保障されてるも同然ですわな。

哀愁感漂う味わい深いサウンド、Jeffの咆哮に応える「オーオーオーオーオー」というメンバーの遠吠えコーラス
もまたシカゴパンクを通過した耳で聴くと最高であります。名曲1000 Tons Of Ice含む全12曲、No IdeaからLPのリリースもあり。
これ1stだっとずっと思ってたんだけど、どうもJettison第一弾リリース(2000年)のアルバムってのがあるらしいので2ndらしいね。

Notes:

Sound of the Day