アメリカはニュージャージーの男女混成ポップパンク/パワーポップバンド。
結成は93年頃、メンバーはかなり流動的で、95年頃よりベース/ボーカルにDan、
ギター/ボーカルにAdam、Jeanieと固定化された後も、2005年の解散までドラムは2回程交代したようだ。
男女ツインボーカルを主体としたメロディック/ポップなパンクサウンドは、
今亡きMutant Pop周辺のバンドの中でも、非常に印象深かったと思います。
解散後もメンバーは色々なバンド等で活動をしています、
中でも最近で最も有名なのはドラムとして在籍していたMike YannichのErgsあたりかな。
1999年Mutant Popよりリリースの1stフルレングス
Mutant Popらしい捻くれたポップパンクサウンド炸裂の記念すべきアルバム第1作。
3人がボーカルをとる合唱スタイルとポップなんだけどヘンテコな演奏が面白いです。
あまりコレって曲はないんですけど、彼らのスタイルはほぼ完成していて、
どの曲も安定したレベルとなっています、でもやっぱり2ndに比べるとまだまだって感じも…
ちなみに当時のドラムはDeanoことHeth Weinstein。
こちらは2003年Dirtnapからリリースの2nd
本作は前作になかったエモーショナル,スピーディーなサウンドに全体的に傾倒しており、
特に1曲目Battle Linesなどはスピーディな楽曲と得意の合唱スタイルボーカルがそれはもう、カッコいい!
1stの時点で完成されたスタイルを更に+α加えたメロディック/ポップパンクの傑作。
ちなみにドラムは今もErgs、Unlovables等で活躍するMike。
Dirtnapから続いて2003年リリースのシングルコンピレーション
5枚のEPに加え未発表曲、V.A提供曲をかき集めてきた全41曲、収録時間も80分近いです。
特筆すべきはDBA最高傑作EP、Sitcoms and Summer Camps!も丸々収録されている事でしょう、これが最高!
お得意のバンド全員仲良く入り混じってのポップシンガロングな大合唱を編集盤でまるまる補完。
恐らく収録漏れはこの後に出たPopstersとのスプリットCD、The Ellis Island Rendezvousと、
Kung-fu MonkeysとのSplit 7Inch、そして最も知名度が低いと噂のPeace of Breadとのスプリットかな。
アルバムを聴いてみて気に入ったら(特に1st)こちらもオススメです。
Water Slideより2005年リリースのスプリット7Inch
DBAサイドはChildren Shouldn't Play With Dead Things、Undoneの2曲を収録。
シングルコンピレーションからはどちらの曲も漏れてますが、未発表曲はUndoneだけかな。
PoBの方でも書きましたが、PoBの収録曲の完成度が非常に高い為DBAは正直スプリット負けしてます。
決して悪い内容じゃ無いんですけどね。
ちなみに当時のドラムはEx-Too Much Joyで知られるTommy Vinton。