Mark Brodie & The Beaver Patrol

カナダの海の若大将ことMark Brodie率いるウェストコーストサーフインストバンド。
サウンドはVenturesなどを基調とした60sテケテケギターにパンク〜パワーポップのテイストを隠し味にした非常に爽快な物で、
Shredderから紹介/リリースされた為でもあるのだろうが、キャッチーでメロディアスな楽曲にはサーフファンのみならず、
ポップパンク/パワーポップ周辺の一部ファンにも未だ根強い人気を誇っている。

天才(サーフ)ソングライター兼ギタリストMark Brodieを中心に90年代中期〜後期頃に活動。
Mark Brodieは95年頃から日本に2年ほど滞在した後帰国、その後もThe Metalunasなどで変わらずサーフソングを発表している。

To Surf And Protect

To Surf And Protect

Eager-Beaver Recordsから94年リリースの1st 7InchEP
200枚しかプレスされなかったという超レアなデビュー作、収録曲はA面にBad Hair Day、
B面は名曲Suicide Ride、Meltdownの全3曲で、同一のセッションが後のアルバムにもそっくり収録されている。

どの曲もキャッチーで軽快なメロディが大変素晴らしい大名盤なのだが、ShredderのMelも言うようにプレス数が滅茶苦茶少ない。
アルバムに同バージョンが丸々収録された事でその問題も解決しているので、蒐集家向けって事で。

Shreds Vol.2 The Best of Ameican Underground 1994 [V.A]

Shreds Vol.2 The Best of Ameican Underground 1994(V.A)

Shredder Recordsから94年リリースのV.A
Mark Brodie & Beaver Patrolは名曲Suicide Rideで参加。
これは前述の1stEPからの収録ですね、サーフインストにまで手を伸ばすShredder恐るべし。

The Shores Of Hell

The Shores Of Hell

続いてShredderから95年リリースの1stフルレングス
大名盤!90年代最強の60sテケテケエレキギターはポップパンクレーベルから堂々の登場です。
基本は勿論60sサーフなのですが、そのキャッチーでポップなメロディーは古臭さもないですし、
モダンなパワーポップ、ポップパンクの特にメロディアスなのが好きって人はバッチリイケる事間違いなし!

収録曲は全16曲となかなか多めですが、これがハズレなしの大名盤なんだなぁ。
キラキラポップな疾走感溢れるメロディが気持ちのいい大名曲Frogs Can't Surf、
1st7Inch、To Surf And Protectにも収録されていたキラーチューンSuicide Ride、
高速サーフパンクチューンの表題曲The Shores of Hell、その他名曲多数で超オススメの一枚!

Shreds Vol.3 The Best of Ameican Underground 1995 [V.A]

Shreds Vol.3 The Best of Ameican Underground 1995(V.A)

Shredder Recordsから95年リリースのV.A
名物シングルコンピレーション第3弾、Mark Brodie〜は同じくShredderからリリースされた
名盤7Inch"Shreddin' And Surfin'"からMontezuma's Revengeを提供しています。
1stよりはマシですが、現在オリジナルの入手は難しいです。

Hang 10 Vol.1 [V.A]

Hang 10

Shredder(American Pop Project)から96年リリースの10Inch V.A
夏サウンドを得意にしたポップパンクバンドを中心に各1曲ずつ全10曲収録。
Mark Brodie & Beaver Patrolはポップ & ムーディなメロディが愛しい佳曲Slaughterを収録。
また、本作にはサーフインストの大御所Tornadoesも曲(Phantom)を提供してるのですが、
残念、もはやMark Brodieの引き立て役にしか思えません、Shredderもエグイ事するよなぁ。

ついでに、この音源は99年に収録バンドを追加してCDで再発されています。
ちなみに一応Volume.1と書いてありますが、多分Vol.2は出ていない。

Notes:

Sound of the Day