Navel

90年代中期から活動する、日本は愛知のメロディックパンクバンド。
キラキラ、ギラギラメロディアスギターと妙に手数の多い特徴的なドラミング、
情けない、泣き虫ボーカルは10年以上経った現在ですら相も変わらず、
一貫した作詞、作曲スタイルの元、多くの人を魅了してきた事でしょう。

Snuffy Smile(s)の古株にして代表格バンド、マイペースに現在も活動中!

Navel/Travis Cut [Split]

Navel/Travis Cut(Split)

96年Snuffy Smileからリリースのスプリット7Inch、お相手はUKのポップパンクバンドTravis Cut
これは比較的初期の作品になるのかな、Navelサイドの2曲は(The Day Before Fishing、Viewpoint)
共にバージョン違いでアルバムUneasyに収録されていますが、こちらのバージョンは速くって荒い、
よりパンク然とした感じになっています。

声質の全く異なる2人のコーラスの掛け合いと、シッタカシッタカ手早いドラムが印象深い
The Day Before Fishingが個人的にはお気に入り、でもTC側の方が好きだったり…

Uneasy

Uneasy

98年Snuffy Smileよりリリースの1stフルレングス
これまでの収録曲のバージョン違いなども含めて全12曲、まぁ中にはショートチューンもありますが。

本作はGtトミナガ氏の若干鼻に掛けた幼い声とBassオクヤマ氏のぶっきらぼうで荒っぽい歌いまわし、
異なる2人のボーカリストによって曲ごと、あるいは1曲の中でそれぞれ全く違った印象になるのがとても面白い。
キラキラっとした繊細でいてメロディアスなギターと妙なほどパワフルなドラム等、どれもユニークでいて素晴らしい。
トミナガ氏がメインボーカルのTree、逆にオクヤマ氏がメインボーカルをとるPost Cardなどがお気に入り。

England Tour Split [Split]

England Tour Split(Split)

98年UKのCrackleとSnuffy Smileから共同リリースされたスプリット7Inch
お相手はUKのこれまた幼声ショボポップパンクバンドSkimmerで、まさに日英幼声スプリットといった所か。
Navel側は他のV.Aにも収録されていた(らしい)Closed ManとSkimmerの前身となるSectのカバーでForever Seventeen
の2曲を収録。結構この音源は量が出回ってたのか、大分経ってからでも購入できたっけかなぁ。

やっぱりというか、2人のコーラスの掛け合いが熱いClosed Manがお気に入りです。

1994-1999 [Compilation]

1994-1999

こちらもSnuffy Smileから、リリースは2000年かな。
前述の1stに加え、スプリットやV.A収録曲等を詰め込んだディスコグラフィーコンピレーション。
収録曲は全部で25曲、バージョン違いも収録されているし、収録漏れはせいぜいデモ音源くらいですかね。

SnuffyからのコンピレーションBullshit Detectorに収録されていた名曲2曲(Frailty、Treeバージョン違い)
など、手に入りづらい音源の物が収録されているというのは単純に嬉しいですね。
2008年自主レーベル(?)Belly Buttonよりリイシュー。

Navel/Annalise [Split]

Navel/Annalise(Split)

Water Slideから2001年リリースのスプリット7Inch
Navel側の収録曲は2ndとはバージョン違いのNovemberとDownの2曲
Bassがオクヤマ氏からツジ氏に交代し、あの独特なツインボーカルがなくなり少々がっかり。

ちなみに当初はMyriadとAnnaliseのスプリットという企画だったらしいです。

I Hope The End Is Always The Beginning [V.A]

I Hope The End Is Always The Beginning(V.A)

Snuffy Smileから2004年リリースのV.A CD
それぞれバンドがオリジナルとカバーの計2曲づつを収録しており、NavelはSinkとAwkward Kidを収録。
なんといってもこれはAwkward Kid(Mega City Fourのカバー)よりもオリジナルのSinkでしょう!
それほど速い曲でもないのですが、落ち着いた(そして幼い)トミナガ氏のボーカルを生かした、
メロディアスな進行は非常に完成度が高く、重ね録りっぽいコーラスに若干の違和感こそ感じるものの、
成熟した歌モノ寄りな音を聴かせてくれます。

Depend

Depend

Snuffy Smileから2004年リリースの2ndフルレングス
今作も結構な割合でスプリット等とのバージョン違いが入った全12曲。

ポップでシンガロングな28years Revenge Therapyや扇情的なサビが印象的なWish、
相変わらず一貫したスタイルの元、生み出されるこれらの名曲は変わらないといっても、
10年のキャリアは伊達じゃなく、演奏等の技術面は格段に向上している為、完成度は凄まじく高いです。
Navel 10年の集大成、前述のV.A収録のSinkと合わせると2割り増し位で幸せになれそう。

Navel/Fifth Hour Hero [Split]

Navel/Fifth Hour Hero(Split)

2006年Snuffy Smilesからリリースのスプリット7Inch
お相手はカナダの男女混成メロディックパンクバンドFifth Hour Hero
Navel側はSwayingとHeartacheの2曲を収録しているのですが、どちらもギラギラしたラフっぽい
メロディックギターを披露してまして、ありそうでなかったこのスタイルが実にカッコいい!
Sinkのようなトミナガ氏の優しい声質を生かした名曲も素晴らしいですが、この路線は以降も超期待です。

Notes:

Sound of the Day