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Prisonshake

Scat RecordsのオーナーRobert Griffin率いるUSオハイオのインディー/ガレージ/パンクロックバンド。
オハイオアングラロックのカリスマRobによるパンク、ガレージなどの要素を雑多に取り込んだサウンドは、
ポップな楽曲や僕の好物であるギターかき鳴らすメロディックなナンバーから、サイケなどを取り入れた難解な物、
ノイジーな前衛的オルタナロックと非常に幅広くバラエティに富んでいる。

結成はハードコア全盛期の86年、活動期間は90年代中期までだと思われていたが、
95年から録り貯めた12年分のレコーディングを引っ提げて2007年に新作リリース、シーンへのカムバックを果たした。
空白期間にもRobert Griffinは幾つかのバンドに関わっている、中にはFinn's Motelのようなポップなバンドもある。

I'm Really Fucked Now

I'm Really Fucked Now

オリジナルは自身のレーベルScat Recordsから90年リリースの1stフルレングス
1曲目Bedtime Beats You Senselessのようなキラキラしたギターが眩しいメロディアスなロックナンバーから、
武骨なガレージロックンロール、カントリー、メロウな曲ときて、スリリングな展開のパンクロックまで、
サウンドの引き出しが広いのはこの1作目の頃から彼らの魅力です、全16曲、中には5分近いこの手のバンドとしては
長めな曲もありますが、飽きることなくすんなり通して聴けるように上手く気配りされているように思います。

どのタイプの曲も仕上がりは割とポップで、本作ではまだ後期のような難解さは感じられない。
前述のキラキラしたメロディが特徴的な1曲目やパンキッシュな速さが心地よいインディーロック風のI Am Going To Kill You、
つづく硬質なギターの音やスリリングな展開がカッコイイWith All The Angels、ドライビングなギター鳴らすBe My Treeなど、
名曲多し、ジャンルに捉われず多くの(アングラ)ロックファンに薦められる隠れた名盤です。

オリジナルはモノクロジャケの12Inchと7+CS+CDで一組という超変則リリース、限定1000セット。
画像の物はオーストラリアのRubberからの再発で、Scatからの3枚の7InchとDella Streetという10Inchの収録曲を追加、
こちらはDouble 12InchとCDという一般的な形でリリースされており全23曲と更に聴き応えの増した嬉しい編集盤だ。

The Roaring Third

The Roaring Third

Scat/Shake Recordsから93年リリースの名盤2nd
Griffinの変態チックなキンキンのギターで掻き鳴らすガレージ風の荒々しい進行、ぶっきらぼうに歌い上げる
Douglas Enklerの男らしいボーカル、前作を上回る有り余るエネルギーによってささくれ立ったサウンドが今作の特徴。
1曲目のKick Up Yer Heelsのような男らしいガレージロックンロールから、ドライビングな哀愁メロディが素晴らしい
超名曲2 Sistersときて、更にはミドルテンポの曲まで繰り出す幅広さは今作も同様に流石である。

前作よりコンパクトに全11曲、ちなみにプロデューサーとしてDictatorsのAndy Shernoffが参加している。
これは現在もしっかりリプレスされて市場に出回っているようなので、未聴の方はまずここから入るといいだろう。

Shreds Vol.1 The Best of Ameican Underground Rock 1993 [V.A]

Shreds Vol.1 The Best of Ameican Underground Rock 1993

Shredder Recordsから93年にリリースされたV.A
音楽に対するShredder Recordsの愛が、これでもかと溢れる名物コンピレーション第一弾。
収録曲はどれも93年にリリースされたそれぞれのバンドのEPからベストを1曲セレクトしている。
Prisonshakeは2ndに先駆けて同年リリースされた2 Sistersから表題曲を提供している。

2ndにも収録されたRobert Griffinの(変態臭い程)ドライビングな哀愁ギターが滅茶苦茶カッコイイ名曲。
ポップパンク中心の選曲の中にPrisonshakeを入れるあたり、ホント侮れないレーベルだ。

Failed To Menace [Compilation]

Failed To Menace

Matador Recordsから94年リリースのコンピレーションCD
副題は1991. Demos For "The Roaring Third"というわけで、2nd用のデモ音源を正式にリリースしたもの。
とはいえ収録曲全11曲の中には未発表の物も多く、2ndと被ってる曲の方がむしろ少ない(2曲)ので実質、
新作として聴く事ができるファンには非常に嬉しい1枚である。音はマスタリングされているとはいえデモ音源だけに、
少しスコスコした感じではあるものの十分なレベルだと思う、曲自体は1st寄りなポップな曲調に仕上がっており、
2ndとは毛色が異なるので注意が必要である。1stの1曲目を思わせるキラキラしたメロディのNothing Has To Hurtなど、
僕は大好きなのだが、2ndの存在を考えると結構評価が分かれそうな所である。

Dirty Moons

Dirty Moons

Scatから2008年リリースの3rd、Double LP/Double CD
十数年の年月を経て、空白期間に断続的に録られた大量の録音を引っ提げPrisonshakeが帰ってきた。
その溜まった鬱憤をあらわしたような、サイケ/インディー/オルタナ/ガレージ/パンクとごちゃごちゃに盛り込んだ怪盤。
ちょっとエフォクトかけたり、音をいじってる所とか少しやり過ぎてる気もしますが、バンド揃って一発録りした
熱気溢れるエネルギッシュかつスリリングなサウンドが実にカッコイイのです。

以前の完成された音に比べると、どこか危なっかしいスキのある音が本作の特徴。
その分スタジオ録りの音源なのだが、ライブのようなパワーがあり、相変わらず様々なタイプの曲を、
流れるように繰り出す展開で聴き手を引き付け、なかなか難解な前衛的サイケナンバーなども含め、
すんなり通して聴けるようになっている。Fuck Your Self-Esteem、I Will Commentなどこれまでの音に近い物から、
12分にも及ぶコンセプトソングScissors Suiteまで一筋縄ではいかないPrisonshakeワールド全開!

Notes:

Sound of the Day