Prototipes

Depressing ClaimとShock Treatmentのメンバーを中心としたスペインのパワーポップバンド
No Tomorrowスター(ポップパンク)バンドの実質の復活とも言える彼らですが、
これまでのスペイン語による独特な早口ボーカルを捨て全て英語で歌ったり、
音もパーティーパンク色の強かった以前より、大分大人しくなってしまっています。

一時はEx-Shock TreatmentのCokyが在籍してたみたいなんですが、すぐに抜けてしまったらしい。

Prototipes [Self Titled]

Prototipes(SelfTittle)

2004年リリースの1st7ep
前述の通り昔とは違うのですが、A面1曲目のAngel's Faceを筆頭に、
程よく枯れた渋いメロディアスなパワーポップソングを4曲聴かせてくれます。
ボーカルはDepressing ClaimのLuisなのですが、コーラスを入れるJoseの
ShockTreatment時代はバカっぽく聞こえた声も気のせいか渋い。

Prototipes/Teenage BottleRocket [Split]

Teenage BottleRocket/Prototipes(Split)

Are You Listening Recordsから2005年リリースのスプリット7inch
お相手は人気急上昇中のポップパンクバンド、Teenage BottleRocket、
対するPrototipes側は名曲WonderとI Wanna Glow Old With Meを収録しております
これが爽やかなメロディックパンクでして、サビのコーラスのところなんか特にカッコいいのですよ!

両者共にハイレベルな良スプリット、ただTBR側は2曲ともアルバムからのカットなのが残念。

We Are Back

We Are Back

No Tommorowから2005年リリースされた1st
言うなれば、これは一気に聴いて楽しむShock Treatment/Depressing Claimに比べると、
じっくり味わうスルメ的なアルバムといった所でしょうか。

しかしJoseのボーカルを久しぶりに聴くと、やっぱり速いラモーンが恋しくなりますね。
とはいえLet It HappenやIs It Overなどの新しい彼らの曲もまた良いのが悩ましいです。
パワーポップバンドになっても流石はこのメンツだけあってレベルが高い、高い。

Notes:

Sound of the Day