The 20Belows

デンマークのメロディック/ポップパンクバンド、結成は2001年。
コンピレーションEuropean Poppunk Virus Vol.2にも参加したポップパンクニューカマー。
途中まで抜群にキャッチーなメロディーが素晴らしいも、どこかチープなショボポップパンクでしたが、
専任のギタリストが加入した1stで、音の密度もグンと上がり、メロディアスにサウンドも変化した。

デンマークの公用語はデンマーク語なのですが、詞は全て英語のようですね、
あっちのシーンの事は詳しくないのですが本国では相当な人気で、ヨーロッパツアーも大成功だったとか。

The International Language of Love [V.A]

The International Language of Love

Whoa oh Recordsから2003年リリースのコンピレーションCD
20 Belows、Apers、Zatopeks、20yearoldsの4バンドがそれぞれ4曲づつの計16曲収録。
20 Belowsは相変わらずの鼻声ショボポップパンクをプレイしてます。

これまたショボ〜イキーボードサウンドを取り入れた佳曲Thats It, Goodbye、
1stにも収録されたShiny Little Heartsのバージョン違い(この曲はこのバージョンの方が可愛くて僕は好きです)
辺りが聴き所かな。ちなみにこの音源自体は予想通りApersが良すぎて、他は喰われてるかなぁと言う印象です。

Still Drinking About Girls [Split]

Still Drinking About Girls

Sugarfix Recordsから2004年リリースのスプリット7Inch、お相手は同郷デンマークのポップパンクバンドThe Peachy Keens。
20Belows側はアルバムに別バージョンが収録されたLook Out Belowを含む3曲を収録、
1曲はアクセントにキーボードが可愛らしい、Almost a Year、2曲目The Moment I Saw Youは約40秒のショートチューン
3曲目のLook Out Belowはアルバム収録のものより演奏がスカスカで、よりラモーンテイストの強いバージョン。

余談ですが、SugarFixはこのスプリットのみをリリースして、レーベル活動を終了した模様です、とほほ。

The 20Belows/The Zatopeks [Split]

The 20belows/The Zatopeks

All Nite Recordsから2004年リリースのスプリット7Inch、お相手はイギリスはロンドンのポップパンクバンドThe Zatopeks。
1曲目Kiss You GoodNightから、ドキャッチーで可愛いらしいスウィートラモーンポップパンクの名曲、
3曲目Summer of 96はほんのり夏サウンドを取り入れたこれまた可愛らしいポップパンクといった感じかな、
そして2曲目Down Againは、アルバム収録のものに比べてよりラモーンライクに、チープな仕上がりになっています。
Skimmer辺りのショボポップパンク好きにはどちらかといえば、この音源の方が1stよりオススメかな。

この頃の20 Belowsは、まるで女性かって程ボーカルは高音だし、演奏も1stに比べやけにチープな感じになっています、
ショボポップパンクも好きな僕には、1粒で2度おいしい的な感想ですが、もはやここまで違うと別物です。

Headaches And Moodswings

Headaches And Moodswings

Whoa Oh Recordsから2007年リリースの1stフルレングス
これまでの作品に比べると、別のバンドかと思ってしまう程に音が分厚くなった今作、随分メロディックになったなぁ、
新メンバーの専任ギタリストのおかげなのでしょうか、それにしても、これまでとは明らかに音の密度が違いますよ。
いやはや、これまでの作品も素晴らしかったのですが、ここまでのポテンシャルを持っていたとは驚きです。

収録曲全ての作曲を担当するUlrich Basler(ギター/ボーカル)の天才的メロディーセンスも磨きがかかり、
それぞれ個性というか、味付けが異なるも、しっかりと13曲全てにキャッチーなメロディーを持ってくるのは流石の一言。
特に7曲目のOne More Round、シンプルな感じの曲ですが、このサビのポップ感は狙っても出ませんて。
若干他の7Inch等と被ってる曲もありますが、全て録り直しの別バージョンなのでご安心を、名盤!

The 20Belows/The Apers [Split]

The 20Belows/The Apers

Peabrain Recordsから2008年リリースのSplit 7Inch
お相手は最近若干落ち目なオランダのWeaselフォロワーポップパンクバンドThe Apers。
20Belows側はアルバムとそれ以前の音を足して2で割ったような具合で、ちょっとまたヘボくなってます。
1曲目Once And For Allはちょっとイマイチだけど2曲目のFor Goodness SakeはQueersチックなサーフ色のフレーバーを加味した、
チープ&メロディアスな佳曲となっている。Apers側も同様で1曲目Summer Obsessionは個人的にイマイチな感じですが、
2曲目のSomething More To Someone ElseがモロにQueersライクなサーフ色を取り入れた切なげでキャッチーなメロディで良い。

Notes:

Sound of the Day