Visqueen

USはシアトルのガールズPopPunk/PowerPopバンド、結成は2001年かな。
このバンドはEx-FastBacksのKimがベーシスト(あくまでベーシスト)として加入していた事で有名かと思います。
といっても、Kimは殆ど作曲にタッチしていなかったようですし、2004年頃には脱退しています。

最初の内は元FastBacksのバンドとして紹介される事が少なくなかったVisqueenですが、
Rachelのパワフルでありながら透き通るような声と、切ないメロディーはFastBacksにも決して劣らない。
ちなみにKim脱退後はBassにMuffsのRonnieが一時的に参加してたりもします。

King Me

King Me

Blue Disguiseより2003年リリースの1st
疾走感あふれるスピーディかつメロディアスな演奏、パワフルで表現力豊かなRachelのボーカル。
Visqueen会心のデビュー作、全10曲、いやぁ〜予想を上回る大傑作パワーポップアルバムじゃないですか、
時折みせる荒いガレージ風ギター、女性2人による清涼感あるコーラスなんかも見逃せませんね〜。

しかし、なんといってもこのアルバムは2曲目のSailorでしょう!
疾走感あふれるメロディアスなギター、Rachel、Kimの見事すぎるコーラスワークが奇跡的な完成度で成立する
超名曲となっています、それこそメロディックパンク辺りのファンもイケると思うんですがどうでしょう。

Sunset on Dateland

Sunset on Dateland

Blue Disguiseから2004年リリースの2nd
こちらも前作同様、作曲は全てRachelによるもので、前作に比較すると全体的に落ち着いた雰囲気がありますが、
より丁寧に磨き上げられた哀愁感溢れるメロディーラインは非常に素晴らしい。
なんたって捨て曲なんてラストぐらいで、他はもう全部シングル級の内容なのだから凄まじい。

僕はパワーポップ/ポップパンクテイストを含んだButtercup、Manhattanや、
シンプルなポップロックソングCrush On Radio辺りが非常に気に入ってます、名盤!

ちなみにこのリリース後くらいにKimが脱退、本人曰く音楽活動もこれが最後との事、非常に残念です。

Notes:

Sound of the Day